9が作る宇宙の音律と均衡

 九紫火星を中宮とする年盤月盤の九星配置には宇宙の音律が現れる。九星は役割によって光を九つに分界した波動体であるが、年盤月盤に並ぶ九星はその働きだけではなく、その数列を周波数として捉えることもできる。そして九紫火星中宮における九星の数列にはエネルギーの完全な均衡が現れる。この宇宙の神秘を気学から論じてみたい。

 

 

〔九紫火星が作る数列の均衡とバランス〕

 

九紫火星が中宮にある時の他の九星の配置は以下のようになる。

 

・震宮 七赤金星 7

・巽宮 八白土星 8

・中宮 九紫火星 9

・乾宮 一白水星 1

・兌宮 二黒土星 2

・艮宮 三碧木星 3 

・離宮 四緑木星 4

・坎宮 五黄土星 5

・坤宮 六白金星 6

 

                      

                      4   

                     

                  8       6 

 

            7      9      2

 

                  3       1

 

                   5

 

 

 

 ここに現れる数列の中で乾宮-中宮-巽宮に現れる198および兌宮-中宮-震宮に現れる297に注目してほしい。この198および297のオクターブに当たる周波数すなわち396594が九紫火星を中宮とする年盤月盤にクロスして並び、エネルギーのバランスを形作っていることが分かる。

 

1982396

2972594

3962792

1983594

2973891

 

 これらの数は198の倍数と297の倍数で構成される。気学が用いる年盤月盤で最も重要な見方の一つはラインである。ラインとは巽宮-中宮-乾宮、艮宮-中宮-坤宮のように三つの宮を結ぶラインである。このラインはエネルギーラインであり、この九星の並びが数列となり周波数となる。このことは年盤月盤に記載される九星の配置に宇宙の音律が現れることを物語る。特に九紫火星中宮の九星の配置においては周波数の完全な均衡が現れる。

 

 

444hzが作る周波数のバランス〕

 

 十二音階は後天図における十二支の配置に転換することができる。A音は卯および震宮に当たるが、この時、Aの基準周波数を444hzに設定することがポイントとなる。A444hzに設定した場合の十二音階の周波数は以下のとおりである。この周波数と上記の数列との関連性が浮かび上がってくる。

 

A(ラ)  444

A♯      470

B(シ)  498 

C(ド)  528

C♯      559

D(レ)  592.6594)←オクターブ296.3297)  

D♯      628

E(ミ)  665 

F(ファ) 705

F♯      747

G(ソ)  791.1792)←オクターブ395.5396)←オクターブ197.7198) 

 

 上記のようにA444hzに設定すると、DGに当たる周波数が九紫火星を中宮とする3宮の数列の近似値となり、198および297のオクターブに当たる周波数が現れる。またDはGの1.5倍の周波数となり、これは共鳴度の高い完全5度の和音を形成する。九紫火星中宮の数列には音律の理想的な均衡が現れる。この均衡は他の九星が中宮に同会する時の数列には現れず、九紫火星中宮のみに現れる。尚、完全5度は気学における十二支の三合の調律に当たり、エネルギー効率を最も上昇させる組み合わせとなる。

 

 

〔土用が持つ周期律と後天図との関係〕

 

土用とは地球における土のエネルギーが旺盛になる時である。土用は1年の中で4回ある。具体的には1月、4月、7月、10月の18日前後から始まり、立春、立夏、立秋、立冬に至るまでの期間を土用と定義する。この土用の期間によって前後の運気の転換がなされる。この中で最も大きな節目となる土用が2月3日節分までの土用であり、ここで1年の運気が完全に変わり、干支および九星の転換がなされる。

 節気および土用の期間は地球の公転軌道および太陽の黄経によって算出される。この時、春分点を0°とすると、118日の土用の始まりにおける地球の位置は297°の位置となる。この時の春分点の位置は後天図における震宮の中央に当たる。297°は気学でいう艮宮の中央すなわち鬼門の位置に当たり、陰陽の切れ目、陰陽の転換点となる。この297が奇しくも九紫火星を中宮とする盤の兌宮(2)中宮(9)震宮(7)に現れる。

 297hzD音は十二支の申に当たり、297とクロスする594はオクターブとなる。また198hz396hzG音に当たり、九紫火星中宮の盤において斜めにクロスするラインに現れる。四つのラインはオクターブの周波数によって共鳴し、エネルギーの安定と拡張をもたらす。九紫火星は九星の配列によって音律を現わし、倍音を繋ぐ。九紫火星にはエネルギーの均衡を図る働きと、倍音を形成してエネルギーを拡張させる働きがあるものと考えられる。

 

 

〔気学における444hz528hzとの関係性〕 

 

 気学で用いる年盤月盤の十二支の配列と十二音階には完全な整合性があり、この配置は既にHP内の気学論考「十二支と十二音の繋がり」(pdf 十二支十二音対応表.pdf」)で記載した。この対応表をもとに論じていくと、A音を444hzに設定した場合、C音は528hzになる。528hzはソルフェジオ周波数として知られており、人体におけるDNAの修復効果があると言われている。このことは離宮に位置するC音の重要性を現わす。C音は後天図の離宮に当たり、十二支では午の周波数に当たる。卯と午は後天図において90度に配置されるため、444hzを震宮および卯の中央の周波数と定めると、528hzは自動的に離宮および午の中央の周波数となる。震宮と離宮はエネルギー的に同期性を持つことから、二つの周波数との間には音律を整える上で極めて重要なエネルギーバランスが含まれているものと推察できる。

 尚、528の数列は二黒土星中宮による年盤月盤の艮宮(5)中宮(2)坤宮(8)に現れ、このラインを気学では陰陽転換すなわち運気転換を為す変化ラインと名づける。二黒土星が持つ働きの基本は解体と再生である。このことは528hzに解体と再生の働きがあることを裏付ける。ここにおいて528hzが示す修復力と二黒土星及び528の変化ラインが持つ基本作用に整合性を読み取ることができる。

 

 

792が持つ意味〕

 

 九紫火星を中宮とする盤の震宮(7)中宮(9)兌宮(2)においては792という数列が現れる。この数列にも気学的には深い意味がある。この意味を探っていく前に九紫火星の基本的な働きについて補足しておきたい。九紫火星の働きには物事を正しく見る働きや物事を正しい形、正しい間合いに矯正する働きがある。九紫火星は罪悪感や恐れ不安を解消し、矛盾した関係からの解放をもたらす。それは物事の真実を見極める力が九紫火星に備わるからである。九紫火星は対象を客観的に見ることにより自意識の偏りを矯正する。九紫火星が中宮に同会すると震宮には七赤金星、兌宮には二黒土星が回座する。この時の七赤金星は新たな環境に対する適応力をもたらし、二黒土星は衣食住の絶対的安心をもたらす。七赤金星の喜びと癒しは恐れ不安を緩和させ、二黒土星の絶対的加護は不安恐れからの解放をもたらす。九紫火星が持つ働きには九紫火星自体が持つ働きと九紫火星を取り巻く九星との関係性からもたらされるものがある。七赤金星と二黒土星は身近な立置から九紫火星の環境整備を行う。このように九紫火星の働きの側面が震宮(7)中宮(9)兌宮(2)のラインに現れるのである。

 A音を444hzに設定した場合、G792hzとなる。Gは丑の周波数に該当する。丑は誕生・発生を意味する子(ね)と自立・巣立ちを意味する寅との間に位置する十二支である。すなわち丑は誕生時の完全な加護の状態から自立に至るまでの移行期の気である。丑と寅の間には鬼門と呼ばれる陰陽混淆の気がある。このため丑から寅への移行期には特有の不安定運気が生じる。丑には子供の自立を促進し、生きていくための知恵と技術を確実に継承する役目がある。792には環境変化への適応を確実にする下支えの働きがあると考えられる。ソルフェジオ周波数の396hzは罪・トラウマ・恐れからの解放をもたらすと言われる。396は艮宮(3)中宮(9)坤宮(6)の変化ラインに並び、396792はオクターブの関係にある。792および396のラインが持つ意味そして丑が持つ気学的な意味はソルフェジオ周波数396hzが持つ意味に通じる。これは同時にG音にこれらの意味が含まれることを物語る。

 

 

〔9が持つエネルギー的意味〕

  

 九紫火星という九星が9という数と結びつくことは決して偶然ではない。九紫火星が定位とする離宮は後天図における頂点にあり、この宮の意味は理念、理想、秩序、均衡、解放、覚醒そして美である。美とは対称性がエネルギー的に保たれている状態である。左右対称に美を感じるのは、対称性がエネルギーバランスを作り、エネルギーバランスが安定性と永続性を生み出すからである。九紫火星が中宮にある時の年盤月盤の数にはエネルギーの完全な均衡が現れる。9が中宮にある時は対冲の宮の数を加算しても9となる。すなわち中宮の9は対冲に存在する宮と完全にエネルギーバランスを取る。さらに対冲の二つの宮(例:震宮7+兌宮2)の加算数9と中宮の9を加算すると18となり、18は1+8で9となる。なぜ九紫火星の九星の配列だけに数の完全な均衡が現れるのか。その理由は九紫火星の定位である離宮の象意にあると私は考える。なぜなら離宮は秩序と均衡を形成する宮だからである。

 音階のA444hzに設定するとC528hzとなる。528hzは離宮の中央の周波数であり、離宮のエネルギーを最も純度高く現わす周波数となる。これは偶然ではない。9という数の本源的意味は秩序、均衡なのではないか。宇宙の目的は調和と永続である。9という数そして九紫火星という波動は宇宙の秩序と均衡を図り、調和と永続をもたらす数であると気学からは定義できる。

 

 

 

 

浅沼気学岡山鑑定所監修