依存という気

依存という気は自立の縦軸からの傾きによって示される。依存しなければ自分は完全になれないという感覚は相手の依存をも引き出す。依存は依存の連鎖を生み出す。依存を示す四緑木星とこれを受け止める六白金星はしばしば破という障害が伴う。ところが四緑と六白が天道をもって結びつくときがある。それは四緑が震宮(しんきゅう)という東にはいる時。六白が中宮に入り他の九星を統括する時である。六白が中宮に入る時の四緑は六白の秘書的役割を演じ、スケジュール管理をし、六白の身の回りの環境を整える。ここに四緑本来の特性が活かされ六白本来の力が発揮される。震宮に位置する四緑に依存心はない。震宮は自分でやってみるという宮である。自分が自分の力で立っている時は相手も自分の力で立つようになる。不完全なものは不完全なものにしか結びつかない。

 

 

 

浅沼気学岡山鑑定所監修