百十話

〔3月の運気〕

 

 2月のエネルギーは2025年の頂点と言ってよいほどの重要な意味がありました。ここで宣言し確立した方向性が今後の世界の基本的な動きとなります。そのポイントは六白金星にあり、六白の象意である光すなわち万民に等しく施し、公平公正を基調とするということです。そして光は暗闇を照らし出しますから、隠れていたものが公になり、広く国民の知るところとなります。2025年のもう一つのポイントは目先の利益を追い求めるものや利権を欲しいままにしてきたものが追いつめられるということです。この流れが3月から始まります。目先の利益を追い求めるものはここから衰運に向かい、公益を謳うものは世の出来事の揺さぶりにもめげず、基盤を整えていきます。

 3月は2月に変革したことを軌道に乗せる月です。3月は一白水星が暦の中央に入ります。一白水星は仕切り役であり、人と人を繋ぎ交渉事を取りまとめる気です。3月はこの一白と連携する七赤金星が優れた機転を利かせ、裏方で非常に重要な仕事をやり遂げます。一方、一白水星は水の気質を持つため、計画外の動きに揺さぶられます。一つの目標に徹する限り目的を達成することができますが、目先の利益に少しでも動かされると既定路線の流れが崩れ、4月にボイコット等を含んだ強い反発を食らうことになります。総じて3月は予定変更、中断、方針転換などが起きやすく、新たな取り組みは上手く進みません。暦が示していることは、気の世界は流れに従って動くということです。その中で自分の役割が何かを見定めることが流れに乗るポイントになります。

 

 

 

〔三つの命運と変化スピード〕

 

 人は生まれると三つの命運を持つことになります。本命、月命、日命です。本命は生まれ年の十干十二支及び九星、月命は生まれ月の十干十二支及び九星、日命は生まれ日の十干十二支及び九星です。人は生まれると三つの命運が決まり、この運気の型をもって地球を生きていきます。我々は母胎から生まれますが、母胎は母親でもあり地球でもあるのです。三つの命運は生まれた時の地球の波動状態を現わしています。この地球の波動をそのまま写し取り、これをもって自分の命運として生きていくのです。その意味で三つの命運は地球という船に乗船するためのパスポートと捉えることができます。

 本命は年単位で変わっていき、月命は月単位で変わり、日命は日単位で変わっていきます。これは時間の概念で区切られます。本命は一年単位で変化していきますから、物事の変化が最も遅い命運です。これは物質世界の重たい波動です。月命は月単位で変化し、本命よりかなり変化スピードが速くなります。月命は精神性を現わし、本命より波動の高い非物質世界の中心的な波動になります。そして日命は一日単位で変化し、月命よりもさらに波動が高く変化スピードも速くなります。日命は本命の変化スピードと比較するとほとんど瞬間的に変化する波動の印象を受けます。日命は感覚世界及び超感覚世界を捉え、直感やひらめきを月命の精神性に伝えて言語化し、本命世界の行動へと繋げていく最初の情報源となります。

 

 

 

〔トランプ革命の始まり〕

 

 2025年1月20日。就任以来異次元のスピードで改革を行っているのがアメリカのトランプ大統領です。既に100件以上もの大統領令に署名し、選挙公約として掲げていたことを着実に実行しています。そのスピードは異次元と言ってもよいでしょう。イーロン・マスク氏がトップを務めるDOGE(政府効率化省)は毎日のように政府機関の不正や使途不明金を暴き、トランプ大統領によって組織の閉鎖や大幅な職員解雇が行われています。

 この出来事は2025年以降の時代の動きをよく現わしています。2025年は今までの世界とは異なる次元に入っています。それは単なる革命の年ではなく、次元転換という視点で捉えなければ起きていることの意味は掴めません。私はこの次元転換を本命世界から月命世界主導への移行と捉えています。それが2025年の気学的な意味です。

 

 

 

〔トランプ革命は5次元スピード〕

 

 トランプ大統領のスピード革命を本命月命日命で捉えると、年単位月単位を超え、日命の日単位で進んでいます。このスピードは異次元にあり、今まで我々が目にしてきた世界の変化スピードではありません。気学では日命は感覚世界の波動で高次元世界の波動と捉えます。これは次元に置き換えると5次元世界に通じる波動です。5次元とは並行世界が多次元の形で存在する世界と考えます。あらゆる可能性が並行して存在し、どの世界を選択するかによって自分の住む世界が変化していくことになります。この次元世界は既に明確に現れ始めています。

 2025年に入り、特にトランプ大統領が改革を始めて以来、世界は並行世界そのものを映し出しています。この改革の意味を正確に理解している人はどれだけいることでしょう。政治家においてもこの改革の意味がほとんど掴めないまま、外交を行っている光景も見受けられます。つまりこの方たちは旧世界に留まったままなのです。旧世界すなわち本命スピードの3次元世界に留まり、年単位で動く今までの政治や生活空間に留まったままなのです。

 今トランプ大統領が行っている改革は日命のスピードで行われています。これは5次元スピードです。あらゆる可能性をいっぺんに現実化しようとしている光景です。そして一つの指令が出されることで世界の動きが一変することがあります。今まで既定路線であったことがたった一つの指令で覆されています。この変化スピードは2024年までの世界感覚とは全く異なるものです。旧来の常識に囚われていると、起きていることの事実さえ掴めないという状態になります。実はこれが並行世界の現れであり、2025年以降の多次元世界の現れなのです。

 

 

 

〔月命を中心軸に据えることの意味〕

 

 2024年までの時代の中心軸はまだ本命にあったと気学的には捉えられます。本命は物質世界の波動ですから慣習、しきたり、常識、法律、規律に従って動いていきます。このため政治、経済、その他社会システムの変化は非常に遅く、社会の仕組み自体に矛盾があっても容易には変えられないという実情があったのです。

 今、世界は日命の異次元のスピードで変化しています。但し時代を動かす本質的な原動力は日命ではなく月命のもとにあります。月命時代への移行の本質は月命が本命と日命を繋ぎ、命運の中心軸となることにあります。月命が中心軸となると本命と日命双方の次元世界に繋がり、今まで常識外としていわば見えてこなかった日命の世界が現実世界に姿を現わすようになります。これが2025年から始まる時代感覚の特徴なのです。トランプ大統領が今行っている改革は本命から月命へ価値観の軸が移ったことによる日命世界の顕現です。これが異次元スピードで世界が動いている根源的な理由と私は考えています。

 並行世界はあらゆる可能性が潜在的に存在し、どの世界を自分が選択するかによって住む世界が変わってきます。同じ空間に生きていても、どの情報に振れているかで住む世界が変わってきます。旧来のマスコミによる情報源を主にしている人とSNSを通して現地現場の情報に直接アクセスしている人との認識には雲泥の差が出てきます。その格差が並行世界として現われます。その格差は今後さらに広がっていくことでしょう。そうなれば同じ空間にいても全く異なる次元世界に住んでいるという状況が現れてくるのです。

 2025年以降の世界は単に変化が激しいというだけではなく、物理次元の違いが明確に現れてきます。月命は精神性を現わします。精神性の波動は常識にとらわれず、自分の軸をしっかり持って生きていきます。生きがいは月命に強く現れます。情報や知識も月命世界に属するものです。その情報を常識や規範に従い、“この情報はこのように受け取ってください”と型にはめて解釈するのが本命世界です。またこの知識はこのように使ってくださいと型にはめて教育するのが本命世界の特徴です。

 月命世界は自分の精神性が軸となり、これがもとになって自分の価値観を作ります。自分の価値観ができると、あらゆる情報は自分の視点で捉えられるようになり、自分の価値観に沿って出来事の真偽を分析し真意を理解するようになります。2025年から本格的に始まる月命時代は本命の物質的価値ではなく月命の精神的価値に軸を置きます。これは既存の社会システムから精神的に離れた自分を持つことを意味します。こうしてはじめて異次元スピードで移り行く世界を自分のバランス感覚でしっかり捉え、自分の歩むべき道筋を迷いなく進んでいくことができるのです。

 

 

 

 

 

浅沼気学岡山鑑定所監修