同声相応じ同気相求む

           同聲相應同氣相求          

 

同じ声を持ったもの通しは相応じ、同じ気質を持ったもの同士は相求める。私が易経の中でも最も重要視している言葉である。気とはそもそも何なのだろう。気の理解の仕方は様々あるが、一番分かりやすく説明するにはやはり物理で説明したほうがよい。気を物理学的に説明すると波動エネルギーとなる。波動とは電磁波(周波数)であり、様々な現象として現れるが、情報を交換する手段にもなる。ラジオ、テレビを通して私たちが音声を聴き映像を見ることができるのは、発信元と受信側の周波数が一致するからである。

 

実は「同聲相應同氣相求」はこのことを言っている。同じ気質を持つと互いの波動が一致し繋がる。この状態でエネルギーや情報の交換が起きる。これは人に限らず物や現象についても同じことが言える。例えば不機嫌な波動を出せば不機嫌な人に繋がり不機嫌な出来事に遭遇する。感謝の気持ちを発すると相手も同じように感謝の気を発し、その気を共有する人が集まり、さらには感謝に代わる様々な物質が目の前に現れる。

 

自分の身の回りで起きている出来事は自分が持つ周波数で決まる。運気とは自分が”今”発している波動で決まる。このことを最も分かりやすく簡略に表現したものがこの言葉であろう。 

  

 

 

 

  

(浅沼気学岡山鑑定所監修)