相性には互いの距離感が現れる

気学を学んでいると相性の構造的なしくみがよくわかる。例えば十二支の相性は感覚的に掴みやすい。十二支では三合と言う最も波長の合う相性があるが、この組み合わせに入ると阿吽の呼吸で仕事を進めていくことができる。これに対し波長が合わない組み合わせもいくつかある。例えば子と午のような対冲の組み合わせはお互いが逆の立場から物事を見る。この場合は相手の立場に立ってみると釣り合いが取れるようになる。そばにいても心地よい人とそばにいると圧力を感じ落ち着かなくなる人もいる。この距離感は十二支の組み合わせによって決まる。

 

九星の相性は十二支よりもっと奥深く、生き方全般に対して大きな影響力を持つ。ここにも距離感が現れる。いつもそばにいて話し相手になってくれる人。何かとモティベーションを与えてくれる人。遠くに離れているが信頼関係を維持している人。普段は表に出ないがいざという時自分の生活を支えてくれる人。何かと教え導いてくれる人。裏で精神的な支えとなってくれる人。身の回りの世話をしてくれる人。人を繋いでくれる人。このように九星は後天図の中で各宮を動きながら与えられた役割を演じ、それぞれの九星との関係性を築いている。距離は親しみの度合いであり、互いの役割でもある。

 

 

 

浅沼気学岡山鑑定所監修