よき縁は調和する流れの中にしか置かれていない

縁をもたらす気は巽、四緑木星から生まれる。巽は風であり巽風は音を立ててやってこない。気が付いたらそこにいたというのが巽の性質。しばらくその場にとどまるのだが、気が付けばいつの間にかこの場を去っている。巽には物事を整理し、過ごしやすいように環境を整える作用がある。良縁とはその人が過ごしやすいように身の回りの環境を整えてくれる人である。

 

その人の持つ能力を引き出してくれる縁も良縁である。隠れた才能は誰しもあるが、その才能は命運によって定まり、ある時期が来ると自然に開花するようになっている。その才能を見つけ、引き出し、最大限に活かすよう導いてくれる人は良縁である。

 

 “調和する流れ”とは暦のスケジュール通りに現れるということ。また出会った時の気のバランスが取れていることをいう。出会いにおける最初のエネルギーは何よりも優勢的な力を持つ。この最初のエネルギー状態が整っていること。自分と相手、自分と周囲ともに安定した状態であることを“調和する流れ”と見る。

 

よき縁は既存の人間関係を膨らませることはあっても乱すことはない。運気を落とす縁とは欠点で繋がる縁である。ストレスを抱え、気持ちが乱れ、刺激を求める心の状態は、波動の乱れから双方のエネルギーを落とし持続しない。欠点繋がりの縁はいずれ暦のタイミングに従って消失していく。

 

 

 

 

浅沼気学岡山鑑定所監修