土があれば遅くとも花は咲く
人の一生の中で五行の土が伴う期間はまず幼少期から思春期となる。その後人生の断絶が起きるごとに土の期間は生じ、この期間を経て再び自分の居場所を築いていく。土は坤の働きを表し、無償の働きを伴う。種を発芽させ、水と養分を与え、成長するまで片時も休むことはない。土とは養育を必要とする期間であり、幼きもの、キャリアを無くしたものが自立するまでの猶予期間でもある。土は持続、忍耐、困窮、犠牲を表す。本当に独自性のあるものは土の期間をしっかり経ており、安易な妥協で期間短く表に出ることはない。土の期間をしっかり持つものは根をしっかり張ることができ、根をしっかり張ることで幹は太くなり、年を経るごとに無数の枝葉を天空に伸ばすことができる。土の期間は何の見返りもなく、何の評価も得られない。土の期間を長く持つものは遅くとも必ず独自の花を咲かせる。
浅沼気学岡山鑑定所監修