土という気は自分という立場を持たない

土という気は自分という立場を持たない。自他が混淆している。坤は無現の労を背負いながら自分以外のために成果を出し続ける。艮は相手のために繋ぎ相手の立場になり相手の労を自分の労とする。土は注いだ労を形にし注いだ労をゼロにする。土の本源は意思を示さない。故に人が土の気をもって意思を示すと成就と破壊の両極を生み出す。土は作為しない。土は利害に絡まない。そうである限り無限の成果を生み出し続ける。

 

 

 

浅沼気学岡山鑑定所監修