すべては真ん中にある
離☲ 坎☵
離と坎という八卦の特徴は上下左右の均整にある。陰陽が混ざりしかも均整がとれている八卦は離と坎のみである。易は中を貴ぶ。真ん中を重視する。その理由は真ん中にエネルギー発生の源があり全体の均整を取るからである。本命、月命、日命という三つの命運の中では月命が真ん中の命運となる。高波動域の日命と低波動域の本命を繋ぐことができるのは月命である。この月命がなければ物質世界と非物質世界をバランスよく繋ぐことは出来ない。離と坎は磁力を生み出し生命の回転軸となる。ここに自分という確たる存在が生じる。自分という存在は自分に内在する力で回転する。天と直接つながる回転軸が自分本来の軸であり、その時の自分とは外界に一切揺さぶられない自分である。これが中のエネルギーである。離と坎の自分軸が外界と交差することにより後天という現象世界は始まる。
浅沼気学岡山鑑定所監修