離宮における一白水星天道の真の意味
六白金星と一白水星との結びつきはとりわけ強い。六白の気質を旺盛に持つ鉄は一白の磁力と結びつき、これを包含する。二つの関係性には両面がある。一白の力が旺盛になると六白のエネルギーは減退し、その六白のエネルギーの減退によって一白も力を失う。一方、六白のエネルギーが旺盛になると一白の水は気化し、天空に上昇して雲となり、乾いた地上に降り注ぐ慈雨となる。離宮の一白は対極の気質に逆らうことなく順応し、心の結束を維持したまま苦難からの解放をもたらす。離宮の一白の本質は六白との強い結びつきではなく、一白を容易に切り離すことのできる授受の自由であり、六白による光の平等性と救済をそのまま写し取った水の姿である。情状考慮による裁決は離宮の解決と一白の情を兼ね備えた実に見事な気の世界の計らいである。
浅沼気学岡山鑑定所監修

