思いから始まる循環

坎宮は思いを形にしていく最初のステップとなる。坎宮は思ったことがエネルギーとなり物質化していく最初のスタート地点となる。坤宮は繰り返しの力により思いを膨らませ物質化の過程をさらに進める。震宮に入ると体が動き始め思いが体の動きとなって現れる。体が動き始めると物質世界の形に変化が現れてくる。巽宮に入るとその動きが定型化され拡大していく。中宮に入ると坎宮の思いが結実し現実化する。これを私たちは成果と見ている。乾宮に入ると中宮で形になった成果を蓄積しこれを守る。兌宮に入ると乾宮の守りが軟化し蓄積から放出へと向かう。艮宮に入ると物質環境を変化させ古いものを捨て新しいものに入れ替える。離宮に入ると不要な考えを切り捨て縁がないものを切り離す。そして陰陽を逆転させた坎宮へと再び戻る。目に見えない小さな気が種となり、種から芽が出て枝が伸び花が咲いて実を成らせ実が軟化して腐敗し再び土に戻る。形ある世界は形のない坎宮の思いから現れてくる。

 

 

 

浅沼気学岡山鑑定所監修