最も安定した位置と最も不安定な位置
物体の運動は常に不安定から安定に向かっていく。エネルギー的に不安定であれば同じ状態を維持することが難しく、安定であれば同じ状態を維持することが容易になる。後天図では最も高いポテンシャルを持つ離宮の位置がエネルギー的に最も不安定となる。この宮に入ると人は有頂天となり、足元、現実が見えにくくなる。理想を追い求めて上を見続けるため、自分の置かれている不安定さに気が付かない。この状況からエネルギーを一気に落とし、最も安定する最下点へ移っていくのが気の流れである。離宮というエネルギーの頂点に達するとその瞬間からエネルギーの安定する坎宮へ移行しようとする。電子はエネルギーが高いところから低いところへ移動する。これがクオンタム・ジャンプである。エネルギーの最も高い最外側軌道n=6からエネルギーの低い内側軌道n=2へと移動する時光子が放つ色は紫である。九紫の色が紫となる理由はここにある。つまり紫色に輝く時は既に坎宮に向かって落ち始めたということ。運気が頂点に達した時こそ人は落下に備えなければならない。極まれば変ずの一つの形である。
浅沼気学岡山鑑定所監修