水と情は他人を利する方へ向かうと力を発揮する
水は情を意味する。水を一滴平面に落とすと四方に散乱する。池に石を落とすと水紋が広がる。中心点から四方に広がる水紋の形が坎である。これは六白の平等性の現われである。六白が中宮にある時、一白は離宮に位置し六白の気質を引き継いで平等性を現わす。定位の坎宮では天道を得て四方へシグナルを伝達する。水は動きの制約を受けると不安定化し、自由に動けるようになると本領を発揮する。水は適度に動き、循環し、多くもなく少なくもなく偏りもなく施されると活きる。水と情は他人を利する方へ向かうと力を発揮し、自分を利する方へ向かうと弱点を現わす。
浅沼気学岡山鑑定所監修