レーザー光と三碧木星
三碧木星の特徴をよく利用したものにレーザー光がある。以下はレーザー光の特徴と三碧木星の特徴を照らし合わせたものである。双方の類似性は改めて三碧木星の特徴とその目的性を明確化する。それぞれの特徴は三碧木星のプラス面となるが、状況によってはマイナス面ともなり得る。九星の気質はそれをどのような状況で何の目的に用いるかによって評価が決まる。九星は役割という視点から見ることによってはじめてその全体性を理解することができる。
【八卦震の形と象意】
三碧木星は易の八卦震を由来とする波動体である。震(☳)は雷を象意とし、初爻の陽爻が勢いよく上天に向かって直進する形である。震は総じて雷光のごとく瞬間的で一方方向に動くという特性を持つ。
【レーザー光の特徴と三碧木星の特徴】
① 単色性
通常の光は様々な色の光の波長が混ざっているが、レーザー光は単一波長の光で構成される。
三碧木星:三碧木星の波長は他の九星と比較して短く、高周波数である。この強いエネルギーは短時間で一気に消耗する傾向がある。その気性には単調性がある。
② 可干渉性(コヒーレンス)
通常の光は自然放出光で位相と周波数がランダムであるが、レーザー光は位相と周波数が同じであるため、波が重なり振幅が大きくなる。これによって強度を一定に保つことができる。
三碧木星:六白金星は太陽光にあたり、三碧木星は雷光にあたる。三碧木星は連帯することにより強大な力を生み出す。波の振幅の大きさは三碧木星の感情の起伏に通じる。
③ 偏光
通常の光は全方向360°に振動する。レーザー光は特定の方向にのみ振動する。
三碧木星:六白金星は全方向に照らし、三碧木星は鋭角的かつ特定の方向に進む。
④ 高指向性
レーザー光は位相が揃った波であり、光源から遠く離れても拡散せず直進する。
三碧木星:三碧木星の特徴は直進性である。力を一つの方向に集中し、まっすぐに進む。目的意識を持つとそこに向かって一糸乱れず取り組む。但し三碧木星のエネルギーは短時間で消耗し持続しない。
⑤ 高収束性
レーザー光は光の束を一点に集めエネルギー密度を高めることができる。
三碧木星:三碧木星には同じ気質を持つもの同士が連帯する傾向がある。また一つの目標に向かってエネルギーを集中させる力がある。収束性は気学的には一白水星の働きから生まれる。三碧木星が中宮に同会すると一白水星は震宮に同会しエネルギーが不安定化する。但し震宮の一白水星には能力活性化をもたらす天道を伴うことがあり、これが三碧木星のエネルギーを一つの方向に集中させる。
⑥ 波長可変性
レーザー光は様々な波長の光に変化させることができる。
三碧木星:三碧木星は気分(波長)の切り替えが早い。また三碧木星には新しいものを先取りしていく進取の気性がある。このため波長の変化が頻繁に起きる。