坤からすべてが派生している
何もない所から新しい生命が生まれてくる。無から有が生まれてくる。その境界線には何があるのだろうか。磁力と電子が交わるとエネルギーが発生する。束縛の磁力と自由の電子が交わることでエネルギーが生じる。対極にあるもの、相反する性質のものがクロスするとエネルギーが誕生する。終わり、解体を意味する坤には、無限大、再生、母胎の意味がある。詰んだ状態でこれ以上どうしようもない状態を坤は無言でそのまま受け入れ再生させる。力なく誰の目にも止まらない小さな種でも、いずれ時が来ると地中から芽を出す。この小さな芽が何十年、何百年たった時、幹の太い、根を張り巡らせた大木になるとは誰も知らない。土にはあり得ないほどのエネルギーが詰まっている。形あるものは既に可能性を使い果たしており、形がないものには無限大の可能性が潜む。坤にはゼロに戻す力と全く新たなものを生み出す力がある。坤そのものにエネルギーが詰まっているのであって、坤からすべてが派生している。
浅沼気学岡山鑑定所監修