気の世界はバランスを欠くものを損ね バランスを取るものを益する
バランスはまず向き合う関係において生ずる。いずれか一方の気が過剰になると相手の気に反作用が生じ、双方の関係に欠落、断絶が生じていく。気の世界は互いの力が均衡する時、それぞれの役割を特性に準じて果たすことができる。過剰な気はこだわりや執着となり、こうして自らの力を温存しようとして却って気の世界の連携から外れていく。気の世界はバランスを欠くところに障害を起こし、盈満を損ね、軌道から外れたものを気の流れに従って消滅させる。暦に現れる様々な吉神はバランスを取る気の上に降臨し、気の循環を助けるものを益する。
浅沼気学岡山鑑定所監修