坎宮 子の刻

        坎宮   子の刻(午後11時~午前1時)

 

 

天道と結びつく九星   

〔147〕

147は副交感神経を活性化させる。発生・緩和・安寧・休息をもたらす。

〔258〕

五行の土は束縛や緊張を強いる環境からの解放をもたらす。古いものを解体浄化し、再生する働きがある。

 

破と結びつく九星 

〔369〕

369は活動エネルギー。坎宮の役割と相剋。369は拡張エネルギーに与し、坎宮の収縮エネルギーに力を阻まれる。

 

暗剣殺と結びつく九星

〔六白金星〕

坎宮は体温を下げ六白金星は体温を上げる。六白金星暗剣殺は酸化ストレスをもたらし、免疫力低下、自立神経の乱れ、腸、肺、腎、心機能の低下をもたらす。369は光を発する波動体であり、地上に活気をもたらす時間帯で役目を果たす。坎宮は地下の宮、また深夜の宮である。  

 

〔解説〕

 子は発生、誕生を意味する宮である。午後11時までの就寝は美容や体力回復に効果的とされる。この背景には258の消化、吸収、解体、再生、解毒の働きがある。147はホルモン分泌や神経伝達を担い、総じて美容に貢献する。一白水星は受精、発生、細胞分裂を担い、四緑木星はDNA複製と皮膚の正常性を担い、七赤金星は変容、保水、エマルション効果による皮膚のうるおいを担う。夜間は細胞分裂が活発化する時間帯と言われ、特に子の刻は気学的な観点から重要性が高く、就寝に最も適する時間帯と考える。睡眠を促進するメラトニンは一白水星の働きであり、147は睡眠に対してプラスの働きをする。

 後天図における坎宮は一白水星の定位とし、先天図における坎宮は坤(二黒土星)の定位とする。従って坎宮の働きの裏には常に坤の働きがある。生命は坎宮より発生する。その母体となるのが坤である。坤の無から坎の生命が発生する。258の土は地中で固まり安定する。その地中に地下水が溜まる。天道は自然法則および宇宙の法則に適う状態を現わし、その自然の理に適うエネルギー体を活性化させる。

 369は交感神経を活性化するため子の刻には適さない。三碧木星は活動意欲を醸成し、六白金星は責任感を醸成し、九紫火星は義務感を醸成する。このことも睡眠を阻害する要因となる。

 

 

 

 

浅沼気学岡山鑑定所監修