始まった時の気の状態が途中及び終わりの状態を決める

どんな相談事を受けても必ずその方に尋ねることがある。それは“その人に最初に会ったのはいつですか”、“いつそこに入りましたか”、“いつそこの面接を受けましたか”、“その話が最初にきたのはいつですか”ということ。これらの質問に共通することは初めてその出来事に接した時がいつかということ。ものごとの始まりは途中経過と結末を作る。また始まりはその後の運気を最後まで支配する。それほど始まりの影響力は強い。何かが始まった時の気の状態はそれぞれの人の命運によって決まる。暦はなぜその人に出会ったのか、なぜそのことに接したのかを余すことなく説明する。ものごとが始まるときの気に偏りがあると、その後どんなに力を注いでもものごとは思い通りに進まない。始まりのときの気が安定していると、たとえ途中経過に波乱があっても気の状態は暦に従って修復され、再び安定軌道に戻ることができる。始まりは意味を作る。その意味が喜びであれば喜びで完結する。

 

 

 

浅沼気学岡山鑑定所監修