不足を補おうとする気持ちは迷い道である
エネルギーの王道を気学では天道という。天道とはエネルギーの過不足がなく完全に均衡のとれている道である。天道に沿って進む道は天道が降臨する九星の象意が現実化する道であり、この道に賛同する九星との協働によって、最も早く最も容易に目的地にたどり着くことのできる道筋である。これに対しエネルギーの欠けがある道は出発点が不明であり、出発のタイミングもずれ、舗装がなく、標示もなく、進めば進むほど道は細くなり、最後は林中に分け入り行き止まりとなる。成就の道は最初から成就のサインを発しており、その入り口から入る者を終始迷わせることはない。心の弱さを補おうとすると同じ弱さを持っているものに繋がり、延々と不足を補い続けることになる。そうではなく満ちた状態に心を寄せ、最初から最後まで満ちた気の道筋を進むことである。エネルギーの欠けた姿こそ幻想であり、不足を補おうとする気持ちは迷い道である。
浅沼気学岡山鑑定所監修