不安とは不安定のこと

不安は坎の気が弱くなることからもたらされる。坎は一白。左回転、エネルギー縮小の気である。坎は自分という中心に戻りここからすべてを捉えていく。坎は自分と他人の区別を設けず同一化する。坎は後天図の最も安定する位置にある。坎の繋ぎの気が弱くなると安定感がなくなる。不安とは自分の中心点から離れ不安定になっている状態のことである。自分の中心点がなくなると自他を繋ぐ力が弱くなる。坎はすべてのものから隔絶した坤から自生してくる。何もない無の状態から最初に出てくる微動、思いが坎の気であり、ここに自分という拠点がある。

 

 

 

浅沼気学岡山鑑定所監修