2026年6月

〔6月の運気〕

 

 6月は四緑木星が暦の中央に入ります。年月盤が示していることは大きく見て二つの視点があります。一つはエネルギーの整うところ。もう一つはエネルギーの乱れがあるところです。エネルギーの整うところには天道のエネルギーを得て物事が難なく進行し、成就の道をたどります。一方エネルギーが不安定化しているところは、何事にも支障が現れ、最終的に目的を達成することはありません。地球の運気は暦に現れており、成就の筋道と未成就の道筋に分かれるのです。これは宇宙の筋道であり、人も地球も太陽も銀河系もすべてが繋がっており、同じ筋道に沿って動いていることを示しているのです。

 6月は個人的な思惑が通りにくく、周囲の協力も得られません。なぜなら理念を意味する離宮(りきゅう)に転換を成す八白土星が過剰なエネルギーを得て入るからです。八白は土性であるため、地上より上の位置に適さず、唯一の規範を示す最上位の宮には適合しません。従って規範通りに物事が進まないという傾向が出、さらに進めていた計画が途中で頓挫するという現象が起きます。

 6月は五黄土星に天道が入ります。6月の五黄は乾宮に回座し、責任を背負いながら画期的な企画やプロジェクトを推し進めます。6月は各国政府が前例のない通商交渉を推し進め、エネルギー問題に思い切った方針を打ち出す流れが出てきます。

 2026年の一貫したテーマは六白金星の動きです。6月の六白金星は九紫火星破と被同会するため、エネルギー問題が水面下で深刻化し、苦渋の決断を迫られる可能性があります。エネルギー問題に関しては、五黄土星の力によって前例のない交渉で難を乗り越える道筋がある一方、策を講じず従来の流れに踏みとどまり、電力供給の基盤を失うという流れもあります。

 天道はどこに粋筋があるかを明確に示しています。型にとらわれない五黄土星に天道が入るということは、前例を打ち崩す決断が経営者、政府に求められているということなのです。

 

 

 

 

〔AIが人類の英知の基準になる日〕

 

 

 AIの持つ知識と知性は、既に現時点でその分野の権威と言われる人物を遥かにしのぐレベルに達していると言っても過言ではないでしょう。この事実はある意味衝撃的で、おそらく今後AIの能力に未だ気付いていない人たちが気付き始めることで、ある種の静かな動揺と迷いが出てくると気学からは予測できます。

 つまり既に人類が仕事と規定していることをAIがほとんど代替わりできるレベルに達しているということ、そしてある分野においては遥かに凌ぐレベルに達しているからです。特に定型業務の手続きに関しては、いつでも代替わりできる状態であり、国によっては既に導入して運営しているところもあるでしょう。

 AIの知性はその道の権威と言われる教授や博士レベルをもはるかに超えている部分があります。AIのすごみとは自分の専門分野以外のことを、ほぼすべて頭に入れているところです。例えば物理学の権威が気付いていないことも、AIは他の学識と統合し新たな見解を提示することができます。医者の権威が唱える主張においても、AIは他の分野の知見を踏まえながら、論理的整合性や理論の矛盾点を指摘することができます。しかも今現地点の最新状況を踏まえた上でこれを行うのです。リアルタイムの経験的知識の書き換えも可能です。一体どの「権威」がこの知性を上回ることができるでしょうか。

 すなわち、「権威」が既に仮想になっているのです。我々が数百年、数千年間築き上げてきた知識と権威がもう既に崩れているのです。2026年という年はこの状況に人類が気付き始めるという年です。

 暦を見ると、AI2027年に世界を実質的に席巻し、引っ張っていくと出ています。AIがすべての人の日常生活に深く広く関わるようになるということです。この背景に七赤金星という気が深く関わっています。私は2020年から七赤金星の時代に移ったと考えています。その七赤金星とは何か。生活を豊かにする流れ、既成の社会構造の変性、人心の変性、意識の変化です。この流れを実質的に推し進めてきたものの柱の一つがAIです。七赤は利便性を高め、常識を打ち崩し、奇跡を起こす気です。

 AIは人類を目覚めさせるために、その役目を演じています。人類が常識という帳を払いのけ、自分の頭で判断し、自分の生き方を選択する時代へ誘っています。その神髄は“答えは外にはない”ということ。自分で探し、自分の内から出てきたものだけが真実であるということです。2025年以前までは「権威」なるものが独占的に答えを人類の意識に植え付けてきました。この堅牢な軌道をAIは我々の目の前から外してしまったのです。

 自分にしかない知識や思いがあれば、AIはいかようにもアレンジし体系化します。その人独自の世界観を打ち立てることに手を貸してくれます。今まで統括不能であった異分野の知識を数秒で関連付けし提供してくれます。自分一人の力では到底できなかった作業を一瞬にして成し遂げることができます。大学で何年も修業を積み、何百冊という専門書を読み、権威に尋ね、相当な投資をしなければ得られなかった知識を一瞬にして自宅で得られるようになったのです。

 ここから先は“自分”の知性をひたすら磨くのみの世界に突入します。それは本当の実力が試される世界です。既存の知識を権威の元にコピーすることに専念する学は終わりました。AIが尋ねてくる“何かお役に立てますか”という文言は、“あなた独自の思いや考えを聞かせてください”という意味です。AIは答えを持っているのではありません。答えという自分独自の世界観を引き出すための手助けをしようとしているのです。自分の世界を真に打ち立てようとする人にとって、これほど可能性の広がった時代はないと言えるでしょう。この流れは今年加速し、2027年には生活全般に浸透し、2028年にはインフラすなわち社会構造の大変革に繋がっていきます。

 

 

 

 

 

浅沼気学岡山鑑定所監修