2022年の動向

2022年(壬寅・五黄土星)の動向

 (2022年2月4日以降)

 

 

 (壬)

壬は五行の水で陽の気となる。壬は妊に通じ新たな生命を宿す気である。壬は家、組織、国家という守りの役割を果たす乾宮と、自分、個人を意味する坎宮との境界に位置する。金の気が極まると水に変化し、守りと責任感の金気が人情、情愛の水気に変化する。こうして壬は国家と個人、厳格さと寛容性を繋ぐ。2022年は新たな時代の潮流を生み出していく出発点の年となる。

 

(寅)

丑と寅の間を鬼門と言う。鬼門とは陰陽の引継ぎが行われるところで運気の境目となる。丑から寅への移行は流れを大きく変える。丑は旧来のやり方にこだわり良き伝統を引き継ごうとする。一方寅は新たな方式を取り入れ世代交代を一気に推し進める。2021年に先延ばしした問題があれば2022年は最終結論を出さざるを得なくなる。二つの運気の境界に当たる2月は断絶が生じやすいため人事や交渉事において慎重な対応を要する。寅は狩りをする姿に象徴されるように、家庭に留まらないのが生来の気質。寅年は坤宮という家庭を守る気が乱れるため家庭問題が浮上しやすい。この気質が旺盛になると国家間の略奪、侵略、紛争を招く。寅の運気はマイナスの状況から解放され自由闊達に動き始めるが、何分未熟で方向性が定まらず試行錯誤する傾向が出る。総じて寅の年はフライングしがちで、時期尚早のままスタートする傾向が現れる。従って年前半の環境変化は熟考を要す。新規事業に関することは採算面を検討し、焦って不本意な選択をしないことが心構えとして求められる。

 

(五黄土星)

五黄土星はエネルギーそのものであり周りの九星を活性化させる。この巨大なエネルギーは長い間未解決であった問題を浮上させ清算する。従って2022年は既存の体制が崩壊し新しい体制をゼロから築いていく動きが出てくる。また五黄は形になっていないエネルギーを物質化させる働きを持つ。エネルギーを注いだことは必ずいつか形になっていく。これを実現するのも五黄である。今まで日の目を見なかった人がいよいよ表舞台に登場し、スポットライトが当たらなかった学問や学識に注目が集まる年になる。

 

2022年の五黄土星中宮年は三碧木星と七赤金星に天道という能力活性化のエネルギーが入る。この二つの九星が年盤の東と西に配置され、世の中の新陳代謝を強力に推し進める。三碧木星は2024年まで好調を維持し科学技術の進化をもたらす。七赤金星は2022年から6年という長期間好調を維持し、七赤の象意を世界に浸透させる。三碧の象意は発明、乗り物、交通、電波、新勢力の台頭。七赤は癒し、励まし、楽しみ、多様性を意味し、コミュニケーションの活発化と生きがいを仕事にしていく流れを後押しする。生活においては代金決済を含む買物の利便性が増し、小型化、省エネルギー化へシフトしていく。一部の世代ではなく全世代にとって使いやすいものが世の中に浸透する。

 

一方政治経済は激動の年となり、重要な交渉が決裂する傾向が出る。世界の覇権を握る大国が権益の拡大を図り、世界各地で紛争が起きうる年となる。同じ寅の五黄土星中宮年には第一次世界大戦(1914年)、朝鮮戦争(1950年)が勃発している。寅の気質は激しい改革に向かうため、前半はむしろ世界の動きを客観的に眺め、「先んずれば迷い後るれば主を得る」(易経)の教訓のように、準備不足のまま方向転換を試みず、時代の流れをしっかり見極めた上で進むとよい。8月の五黄土星中宮月にて改革のピークを迎え、長期的方針が明確に示された段階で世界の方向性は決まる。五黄土星がもたらす大きな変革を機に思い切った転換を図ることも戦略の一つとして見据えておくべきであろう。

 

                    

 

(2022年の気学的な意味)

五黄土星中宮年には物事が本来あるべき姿に戻るという意味がある。六白金星中宮年から五黄土星中宮年に移行する時、気の流れは本来の形に戻り九星すべてがそれぞれの特質を発揮するようになる。五黄が中宮すると注いできたエネルギーが成就し、矛盾をはらんだエネルギーが破綻する。五黄はゼロから始めるためのエネルギーが充満する。この理由から2022年は独立開業が増加する。また能力活性化をもたらす天道が三碧木星と七赤金星につくことにより、面白みのあるものに人々の意識が集まっていく。二つの九星に共通するのは個人の能力から始まるということである。企業や組織のように利害で動かないのが本来の三碧と七赤の姿である。

 

さらに物事の始まりは行く末を決定するという気の法則がある。年の始まりである2月節は六白金星が離宮に入り天道を伴う。六白金星が離宮に入ると本来の高貴さを発揮し、中宮する二黒土星の万民を等しく救済する。窮地に立たされるものは方向転換を余儀なくされ、六白が救いの手を差し伸べる。六白の気は与えても尽きないという特徴を持つ。六白を体現する国家の力が発揮される所以である。2022年度の終わりである2023年1月節には二黒土星が兌宮に入り天道を伴う。国民を意味する二黒土星が衣食住足りて安泰を得る形である。天の気は世の中の本来あるべき姿を示す。

 

 

(2022年の傾向)

①    五黄土星は予想外の結果をもたらす。パイオニア精神を持つ人が輝く年。

②    消費活動が活発化する一方、物資の不足が出てくる

③  開業ブーム。会社組織から個人事業主への移行が加速する。

④    より利便性の高いデジタル通貨が世界をリードする。

⑤    キャッシュレス決済の浸透とともにポイント給付による通貨システムが構築される。

⑥    領土問題を発端とする紛争が起きる。

⑦    家庭内、組織内において世代交代が加速する。

⑧    ボイコット、ストライキ増加。待遇改善を強く求める運動が始まる。

⑨    労働条件悪化による退職、休職の増加。

⑩    DV、児童虐待、ニグレクト、生活貧窮など家庭問題が深刻化する。

⑪    天候不順、政治情勢による食糧難が生じる。

⑫    世界を席巻するヒット曲、ヒット商品が生まれる。

⑬    新たなエンターテイメント業の出現と業界再編。

⑭    通信環境の変革が本格的に進む。新技術導入。周波数帯の開放など。

⑮  交通の利便性が高まり移動時間が短縮される。

⑯    大型レジャー施設の開業。

⑰    量子コンピューターの実用化と波動治療の浸透。

⑱    政治、経済においては若年層の意向を掴んだものが勢いを増す。

⑲  宇宙開発の競争が各国で激化する。

 

 

 

 

(浅沼気学岡山鑑定所監修)