2018年の動向

2018年(戌・九紫火星)の動向

 (2018年2月4日以降)

 

形にしていないものが形に現れてくる年。

 

2017年は一白水星(いっぱくすいせい)が九星の中心に立ち、一白水星の気質が世界を大きく動かしました。一白水星は新しい人間関係を結び新しい体制を築く意味があります。また対立していた関係を結び合わせる意味もあります。政治情勢を振り返ると欧州ではイギリスのEU離脱決定以後、人モノカネが自由に動き回るグローバリズムに異を唱える動きが本格化しています。国内では衆議院選挙で自民党が大勝し安定政権を維持する中、憲法改正の発議とアジアの安全保障体制の再構築が本格化しています。

 

2018年は九紫火星(きゅうしかせい)が中宮(ちゅうきゅう)に入ります。従って九紫火星の気質が旺盛となり世界を動かすようになります。九紫火星は決めたことを厳格に守り、正誤の判断を明確にする気質があります。重要な法律の制定や国政に影響する重要な裁判が増えることでしょう。今まで隠していた問題があればここで浮上し、世間の知るところとなります。矛盾があれば指摘され、不正があればここで裁かれます。

*「中宮」は暦でよく目にする年盤・月盤の中心を言う。

 

また九紫火星は拘束され抑圧された人を解放する性質を持ちます。今まで政治的に抑圧されていた人々が解放され、自由を勝ち得て独立する動きも出て来るでしょう。一白水星は結びの気質。九紫火星はその真逆でしがらみを解く気質です。九紫火星の最大の利点はどちらにしてもはっきりと決着することです。戌の九紫火星はトランプ大統領の月命(生まれ月の十二支と九星)でもあります。トランプ大統領の決断で世界が大きく動いていく一年となります。 

 

今年は九紫火星と縁の深い四緑木星(しろくもくせい)という気質が注目を浴びる年となります。四緑木星は情報・メディアを意味します。メディアは昨年変化期を迎え、方針転換を迫られる分岐点に入りました。ここで方針転換した組織は今年評価を得てステイタスを確立しますが、この流れに逆らい変化に乗り遅れた組織は名実ともに衰退していきます。政府は電波オークションの導入を本格的に検討し始めました。

 

2018年はテレビ新聞を中心とする既存メディアと新興勢力であるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)との地位の入れ替わりが起きます。これに合わせて既存メディアからSNSへ活躍の場を広げあるいは移していく人が増えてきます。この流れは2018年から4年間続き、ネット情報は名実ともに主たる影響力を及ぼす媒体となっていきます。

 

2018年はネット情報と既存メディアが報じる情報との錯綜が起き、国民は前年以上にフェイクニュースに振り回される傾向が出ます。またテレビや新聞からのみ情報を得ている国民とネットから情報を得ている国民との二極化がさらにエスカレートします。この流れによって情報弱者となった層は重要な情報を次第に共有できなくなります。このことは社会を不安定化させ国力の低下を招きます。国民一人一人が必要な情報を自ら選別していく時代が到来しています。

 

組織においては経営者側と従業員側の対立が例年以上に増えます。強力なリーダーが独善的な方針を立て、無理な命令や通達が増えることも予測されます。従業員との対立が深刻化すると、内部情報のリークや謀反を起こす人も出てきます。経営者側は不本意な転向を迫られることになります。組織のトップは社員や消費者の不満に真正面から向き合い、現場の改善に努めなければなりません。総じて管理者側に立つ人は傲慢を慎み謙虚に振る舞うことが求められます。

  

(文責 浅沼元琉)